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2012年6月12日

放射性物質 除染研究進む その2

産総研は低濃度の酸で土壌から抽出する技術や、青色顔料のプルシアンブルーのナノ粒子で吸着する汚染装置を開発した。今後、汚染現場で装置の実証試験をしたいと考えている。

このプルシアンブルーはセシウムの吸着材として注目を集め、最近よく使われている。当初は事故原発の汚染水処理で鉱物のゼオライトが話題になったが、様々な物質を吸着しセシウムには効率が悪い。

プルシアンブルーはセシウムを選んで吸着する。仕組みははっきりしないが、ジャングルジムのような結晶構造の隙間にセシウムがうまく収まるらしい。

水に溶けたセシウムはイオンになっており、半径はナトリウムなどのイオンより大きい。だが、水中では周りに複数の水分子がつき、この状態の半径は逆にセシウムが小さい。水分子の数が他よりも少ないからだ。この半径が「小さいおど入る」。セシウムの場合は隙間より少し小さく、入らないナトリウムは大きい。入ると安定して出にくくなるとみられる。

2012年5月 8日

福島 ホットスポット26ヵ所

福島県郡山市の市民団体「安全・安心・アクションin郡山」などは7日までに、郡山市教育委員会への情報開示請求などの結果、市内の少なくても14小学校と7中学校、5保育所で、年間被曝線量で20ミリシーベルトに相当する毎時3.8マイクロシーベルトを超える「ホットスポット」があったと発表した。

開示資料によると、市教委は1月、市内の小中学校に対し、定期的に測定している校庭や教室を除く、側溝や生け垣、雨水の排水口など敷地内8ヵ所の空間放射線量の測定を依頼した。

4月に市教委に提出された測定結果では、地上1㎝の高さで、中学校では側溝で毎時20.4マイクロシーベルト、小学校では体育館裏で5マイクロシーベルト、排水口で8.1マイクロシーベルトなどを計測した。保育所では側溝7.7マイクロシーベルト排水口で8.1マイクロシーベルトなどだった。

市教委は原発事故以降、校庭での活動を3時間以内に制限してきたが、新学期からは「校庭の線量の平均が0.2マイクロシーベルト以下になった」として解除。同団体の代表は「校内に線量が高い所がたくさんある。保護者に説明もなく実施された3時間ルールを撤廃を、撤回してほしい」と話した。

文部科学省は原発事故後、中学校は高さ1メートル、そのほかは高さ50㌢で、毎時3.8マイクロシーベルトを基準に学校での屋外活動を制限したが、昨年8月に基準を廃止した。