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再生可能エネルギー

世界の再生可能エネルギー設備大手が欧米市場から新興国へのシフトを急いでいる。太陽電池大手の米ファーストソーラーがベトナムに工場を建設。風力発電機のスズロンエネルギージー(インド)は南アフリカに進出した。主力の欧米市場が減速しているためで、各社は新規市場の開拓で成長維持を狙う。ただ、競争は激化しており、人員削減などリストラの動きも出始めた。

欧米市場、需要冷え込み

各社の2010年7~9月期決算は、主力事業で明暗が分かれた。風力発電大手は軒並み苦戦。スズロンが赤字、デンマークのヴェスタスと米ゼネラル・エレクトリック(GE)が前年同期比で減益および横ばいとなった。一方、太陽電池大手は好調で、ファーストソーラー、中国のサンッテックパワーが2ケタ増益となった。

風力各社の最大の誤算は米国市場の需要減。7~9月期は発電量ベースで前年同期比7割減。競合するガス価格の下落に加え、エネルギー需要が低迷。米オバマ政権の景気対策で導入された補助金制度も期限切れを迎え、需要が冷え込んだ。

このため各社は脱・米国に動く。GEは「今後はブラジルや中国の開拓を進める」。スズロンは南アの大型プロジェクトに入札。中国には研究開発拠点を設ける計画だ。

欧州ではヴェスタスが従業員の13%にあたる3千人を年内に削減。北欧の5工場を閉鎖する。欧州各国政府の緊縮財政で需要が伸び悩む見通し。アジア勢との価格競争にも対応するには「高コストのデンマーク社員の削減が避けられない」との判断だ。

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