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バイオ燃料「穀物由来」抑制

欧州連合(EU)の欧州議会は11日、食料危機に対応するため、バイオ燃料の利用拡大を定めた数値目標を修正する方針を決めた。トウモロコシや小麦など穀物類を原料とするバイオ燃料の利用を規制。2020年を期限に利用割合を10%に高めるという目標を実質的に6%に引き下げる。地球温暖化対策で先行するEUが数値目標の修正に動き始めたことで、世界的にバイオ燃料政策の見直しが進みそうだ。

バイオ燃料の利用割合を定めた数値目標の修正案を採択した。数値目標の4%分を麦わらや廃材、雑草などの食料以外の原料で作る「次世代型」などで達成するよう義務づけた。

欧州議会が数値目標の修正を決めたのは世界的な食料価格の上昇をふまえた対応だ。数値目標をめぐって、EUでは欧州環境庁が「(バイオ燃料の)大量輸入が必要になり、EU域外での持続的な生産に影響を与える」と警告。主要国のフランスやイタリアなども10%目標の設定に慎重な考えを表明していた。

食料を原料とするバイオ燃料をめぐっては食料危機への対応から慎重論が強いが、生産国である米国やブラジルなどは食料価格高騰の要因の一つにすぎないと主張している。EUの動きを踏まえ、バイオ燃料の見直しをめぐる国際的な議論が本格化する可能性が出てきた。

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