« 太陽光発電「10兆市場へ」 その1 | メイン | 燃料電池が家庭に »

太陽光発電「10兆円市場へ」 その2

地球温暖化対策温暖化太陽光発電への期待が高まり、世界市場も急拡大し始めた。日本の太陽電池実用化を先導した桑野・太陽光発電技術研究所組合理事長に、太陽光利用の利点や技術課題などを聞いた。

 設置コストや普及策に問題はないか

「仮に1.6億トンの温暖化ガス削減をすべて排出量取引で賄うと、4,800億円かかるとの試算がある。京都議定書で削減すべき全量に罰金を払うと約2.5兆円。国内の太陽電池の普及策にお金を使った方がよい」

「日本では1992年、世界に先駆けて住宅の屋根の太陽電池で発電した電力を電力会社に売れるようになった。94年には設置費の政府補助も始まった。ところが、いまではドイツの方が普及が進んでいる。電力会社に対し、高い価格で太陽光発電の電力買い取りを義務付けたのが効果を上げた。日本も再び、ドイツをしのぐような制度を考えるべきだ」

 今後の技術動向と日本の実力は

「商品化されている単結晶シリコン型の(光を電気に変える)変換効率は約20%だが、研究段階ではこれを上回っている。理論的には30%、材料の組み合わせなどでさらに高い効率も可能だ」

「寿命はいっそうの長期化が望まれる。現在の性能と価格では寿命20年だと出力1キロワット時あたりの発電コストは33円で、家庭用電力料金を上回る」

「日本は材料から完成品まで、産業基盤がしっかりしている。太陽電池の年間生産量ではドイツ企業に一位の座を譲ったが、巻き返せる」

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.timetoday.net/cgi-bin/mt-seibido/mt-send---tb.cgi/3791